
不動産の基礎知識:専有面積とは?壁芯・内法の違い・登記簿面積との関係をやさしく解説
マンションや分譲住宅の広告でよく見かける「専有面積」。 一見シンプルな数字ですが、実は「どこからどこまでを測るか」で意味が変わります。 壁芯(へきしん)・内法(うちのり)・登記簿面積などの違いを理解しておくと、物件比較や契約時のトラブル防止に役立ちます ✨

この記事でわかること ✨
- 専有面積の意味と範囲
- 壁芯・内法の違い
- 登記簿面積との関係
- バルコニー・共用部分の扱い
- ⚠️ 契約・広告表示での注意点
専有面積とは?
専有面積(せんゆうめんせき)とは、マンションなどの共同住宅において、 区分所有者が単独で所有・使用できる部分の床面積のことを指します。
専有面積は不動産広告・契約書・登記簿などで異なる基準が使われるため、 その違いを理解しておくことがとても大切です。
どこまでが専有面積?
専有面積に含まれる範囲は、次のように定義されています。
- ️ リビング・寝室・キッチン・トイレ・浴室 → 含まれる
- 玄関ポーチ・バルコニー・アルコーブ → 含まれない(共用部分)
- サッシや外壁の厚み → 測り方によって含まれるか変わる
壁芯(へきしん)と内法(うちのり)の違い
専有面積の測定には主に壁芯と内法の2つの方法があります。
| 区分 | 壁芯(へきしん) | 内法(うちのり) |
|---|---|---|
| 測定基準 | 壁の中心線から測る | 壁の内側面から測る |
| 面積の傾向 | 内法よりも広くなる(約3〜5%大きい) | 実際に使える範囲に近い |
| 使用場面 | 販売図面・広告表示など | 登記簿面積(法的根拠) |
| 見た目の違い | パンフレットの広さ感 | 登記の正確さ |
登記簿面積との関係
登記簿には「床面積」として内法面積が記載されます。 一方、販売チラシやSUUMOなどのポータルサイトでは壁芯面積が表示されるのが一般的です。
具体例
- 広告表示:壁芯70.00㎡
- 登記簿:内法67.50㎡
- 差:約2.5㎡(壁の厚み部分)
バルコニー・共用部分の扱い
マンションでは、専有部分と共用部分が明確に区分されています。
- バルコニー・ベランダ → 共用部分(使用権あり)
- 玄関ポーチ・アルコーブ → 共用部分
- 専用庭・ルーフバルコニー → 共用部分(専用使用権付き)
⚠️ 広告表示と契約時の注意点
専有面積の誤解は、購入後のトラブルの原因になりやすいポイントです。
- 広告と登記で面積が違うのは「壁芯・内法の差」
- 契約書ではどちらの基準か明記されているかを確認
- 管理費・修繕積立金は専有面積で按分される(数㎡の差で月数百円変わることも)
❓ よくある質問
Q1. バルコニーは専有面積に含まれますか?
いいえ。バルコニーは共用部分です。専用使用権はありますが、面積には含まれません。
Q2. 専有面積と延べ床面積の違いは?
専有面積はマンションの自室の範囲、延べ床面積は戸建てなどで建物全体の床面積(共用部含む)を指します。
Q3. 壁芯と内法、どちらが正しい?
どちらも正しいですが、法的根拠は内法です。 一方で、販売表示や比較には壁芯が一般的に使われます。
Q4. どの面積を基準にすればいい?
用途によります。契約・登記・税務では内法面積、 生活感・レイアウト感覚では壁芯面積で考えると実務的です。
まとめ
- 専有面積=自分が所有・使用できる部分の広さ
- 広告では「壁芯」、登記では「内法」
- バルコニー・ポーチは共用部分(専用使用権)
- ⚠️ 契約書でどちらの基準か確認することが大切
数字だけに惑わされず、「どこを測っているか」を理解しておくと安心です。 専有面積の違いを知ることは、マンション選びの第一歩です ✨